亀川石材店は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
神奈川県の地域資源である本小松石を扱う弊社は、持続可能なお墓参りとお墓作りを考え「むしり仕上げ」という仕上げをした手で運べるお墓(五輪塔)を開発。節材、節水、節電、排気ガス削減から地球環境と人々の生活向上に貢献し、SDGs の実現に積極的に行動・参加していきたいと思っています。
移動が出来るお墓
2020年かながわSDGsパートナーに登録し、GO輪塔というSDGsから考えたお墓(供養塔)を作りました。お墓は自分では動かせない、石屋さんでないと移動出来ないというのが現状ですが、今までのしがらみにとらわれることなくお施主さまが自分で建てることが出来るお墓があっても良いのではないかと思います。制作したお墓は人力で持てる小さいパーツなので、お墓の移動がお施主さまでも出来、自宅の近くにお墓を設置すればお墓参りがしやすくなります。お墓とはこの世に生んでくれた父、母、先祖に感謝が出来るところ、時空を超え故人とお話が出来る素敵なところ、心のよりどころです。多様性のあるお墓を作ることにより、より多くお墓参りをする機会、先祖とのつながりをもつことが出来ます。家族や親戚でお墓の意味を考え、伝え、これからをどう生きるか、自身の死生観を共有できる良い機会を持ち、自分を生んでくれた両親、先祖に感謝し幸せを感じ、心豊かな生活を送ってもらいたいと考えています。お墓は水と電気を使って磨いて仕上げ、重機を使って設置しますが、弊社がSDGsで制作した五輪塔は「むしり仕上げ」というノミとセットウで叩いて、水と電気を使わない仕上げ方で制作。大人の男性が人力で持つことが出来るサイズ、五輪塔は幅8寸(約24センチ)、重さは1つのパーツが2~20キロ、五輪塔3パーツ、花立と線香立と水鉢は一体型、台、4枚合わせ納骨室、散蓮華の形をした墓誌(戒名を彫ります)4つを入れると13個のパーツになります。小さいパーツを組み合わせることで自家用車で運び設置が出来るので、重い墓石を運ぶトラックや設置に使うクレーンが不用。温室効果ガス(排気ガス)の削減に貢献出来ます。五輪塔の真ん中の水輪部分は、落ちないようにホゾ(上下に突起)を付け、水輪下の地輪は軽くするために中を下からくり抜いています。制作する五輪塔は小さいパーツなので作る弊社も石を有効活用出来、イノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成出来ます。またお墓の売り上げの一部を、地域に環境保全の輪を広げる環境活動のクラブに寄付します(都度寄附、お墓1基につき3,000円寄付)
SDGsのお墓 GO輪塔展 コミュニティ真鶴にて開催
SDGs とは
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015 年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leavenoonebehind)ことを誓っています。